博多には、日本の歴史に大きな影響を与えた人物や物語が数多く存在しています。例えば聖福寺は、日本最初の禅寺であり、日本に初めて禅宗が伝えられたのも博多になります。、同時にお茶の伝来地でもあります。このほかには、承天寺は「うどん・そば・饅頭」の発祥地とされるなどで有名であり、櫛田神社は勇壮な夏祭り「博多祗園山笠」が行われることでも有名です。櫛田神社近くにある「博多町家ふるさと館」は博多の文化や歴史について知ることができる施設があります。この施設には、伝統の博多人形や博多織の展示・実演もあり、気軽に訪れることができます。
聖福寺
福岡市博多区にある臨済宗妙心寺派の寺院で、臨済宗開祖の栄西が南宋より帰国後に、宋の人が建立した博多の百堂の跡に寺院を創建したのが日本で最初の禅寺として有名です。
承天寺
博多の代表的な祭りである博多祗園山笠発祥の地として有名ですが、承天寺は臨済宗東福寺派で、宋出身の貿易商である帰化人・謝国明が創建したといわれる禅寺です。うどん、そば、饅頭の伝来地としても知られ、境内にはうどん、そば発祥之地の碑も建っています。博多祗園山笠の時期には、今でも寺の門前に清道が設けられ山笠が立ち寄ります。
櫛田神社
古くより博多の総鎮守として、広く福岡市民から親しまれている神社で、平清盛が博多を日宋貿易の拠点港とした平安末期に御託宣により鎮祭されています。境内には、樹齢1000年以上といわれる大イチョウの木もあります。